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GMAT/TOEFL英文法(省略版)

  • 執筆者の写真: GMAT Learning beyond 700
    GMAT Learning beyond 700
  • 2022年10月12日
  • 読了時間: 14分

更新日:2024年10月22日


2023/2024時点のGMAT Focus Editionにおいて、英文法は従来ほど費用対効果の高いポイントではありません。


英文法の目的は「精読の精度を高くする = 読み直しを減らすこと」です。Verbalにおける時間食い虫は「読み直す時間」で2度読みしないといけないからです。


英文法は次の2つケースでおすすめです。

  • 単語の意味はわかるけれども文章の意味が入ってこない

  • 選択肢のうち2つが正解に見えてしまい1つに絞れない

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1. 分詞構文

分詞構文は~ingの現在分詞、もしくは~edの過去分詞の形で用いられ、2つポイントがあります。

 

  • 意味上の主語 

  • 動名詞と区別

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「意味上の主語」とは分詞構文の原則「分詞の主語と文の主語が一致している」次のようなケースです。

正)Traveling in Asian nations, I enjoyed local foods.

誤)Traveling in Asian nations, local foods I had were good.

分詞構文の主語「Traveling」したのは「I = 私」であって「local foods」は誤用になります

似たような誤用を例に分詞構文の代わりに「接続詞」にすれば「分詞の主語」を指定できます。

誤)Eating a soup at a restaurant, my i phone in my bag dropped onto a floor.

接続詞に変更

「While I was eating a soup,,,」

「When I was eating a soup,,,」

の形にすれば「eating a soupの主語が"I"」と指定できています。

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分詞構文と動名詞の混同

~ingだからと言って分詞構文とは限りません = 動名詞と間違えやすいです。

分詞構文:

Forcing corporations to pay tax if they make profit in their operation, laws related to tax has been revised many times for maximizing the revenue of country A.


動名詞:

Forcing corporations that make profit in their operation to pay tax causes laws related to tax to be revised for maximizing the revenue of country A.

文の主語に注目すると、分詞構文では[ laws related to tax ]なのに対し、動名詞では[ Forcing corporations ]が主語です。

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2. 比較

比較はニュアンス(意図)が大事

  • ​原級 → (比較対象と)同じくらいであることを言いたい

  • ​比較級 → (比較対象と)比較したい、差がどちらにどうかであることを言いたい

  • 最上級 → (比較対象と)一番、最もあることを言いたい

大きいのはgreater than, 小さいのはless thanと記しますが、比較級は差があることを表したい。


それに対して、原級は同じくらいであることを示します。

[ as large as A ] は大きいこと+Aと同じくらい大きいと対照することで際立たせています。


最上級はとにかく一番が強調された表現です。

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Mt. Fuji is high. 

->  富士山が標高の高い山であることを言いたい(実際に標高が高い)

Mt. Fuji is  as  high as  Mt . A.    

->  富士山は「A山と同じくらいの標高であること」を言いたい(Aと同じくらいの標高は文字通り、実際に高い山かどうかは別、というか高い低いはA山次第)

Mt. Fuji is  higher than  Mt . B.

   ->   富士山がBより標高が高いことを言いたい(Bより高い標高なだけで、実際に高いかどうかは別、というか高い低いはB山次第)

Mt. Fuji is  the highest mountain in Japan.    

->   富士山が日本で一番高いこと(日本のどの山より高い)を言いたい 

-> 富士山が高い低いかではなく、他の山より高いということ

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比較の原則は「同じ品詞同じ種類」

比較できる範囲は厳しいです。比較出来るのは同じ母集団に分類して違和感がない同士です。

東京とニューヨークは互いに都市ですので比較できます。しかし、「東京の人口」と「ニューヨーク」は人口と都市なので比較対象として異なります。

正:Population of Tokyo is as large as that of New York

正:Tokyo is as metropolitan as New York

誤:Tokyo is as cold in winter as climate of New York

[and] や[ or ]も似たようにペアリングできるのは同種同類です。文法的に同じもの、同じカテゴリー・母集団が原則です。

I can swim better than he (can) → I と he は比較可能

as ~ as, 比較級+thanでも比較するのは同種が原則と覚えておくと役立ちます。​

節も比較する

My flight to Tokyo was delayed more because the runway of the Tokyo airport was crowded during landing than because the weather was stormy.

飛行機が遅れた理由について、more because A than because B となっています。このようにbecause節を比較することもできます。

prefer A to B

A is superior to B

Not so much A as B

など比較の熟語は豊富です。

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名詞を形容する場合、最上級には定冠詞や所有格が原則

the/my/yourなどが最上級に必要です。the best やmy bestのように best単独ではなくセットで使います。The highest mountain in Japan  is Mt. Fuji. のようにtheを付けます。


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3. 時制: 原則と例外の使い分けがややこし過ぎる

時制の基本パターンは

現在形(東京に行く):I go to Tokyo

過去形(東京に行った):I went to Tokyo

未来形(東京に行く予定):I will go to Tokyo, or I am going to Tokyo

現在完了形(東京に既に行った):I have gone to Tokyo

現在進行形(東京に行っている(向かっている)):I am going to go to Tokyo

 

時制の一致:文中の節は節の時制と文の時制を意識する必要

 

東京にいく(未来)と話す(現在)→ 東京に行く(未来)と話した(過去)

現在形:I tell that I will go to Tokyo

過去形:I told that I would go to Tokyo

ここでTellがToldになるだけでなく、WillがWouldに変わっています。

 

”彼が試験に受かったのを聞いた”というのは

現在形:I hear that he passed an exam ← 現在形+過去形

過去形:I heard that he had passed an exam ← 過去形+過去完了形

このように時系列を表します。

 

時制は一致しなくてもOKなケースがあります。

  • 時間軸とは関係のないこと

  • 一般的な事実などがあります

  • 習慣、過去も今も変化しないこと

例えば、先生が「生物は進化する」と理科の授業で教えた、ということは、

先生が教えた ← 過去の話

生物は進化する ← 一般的な事実

The teacher, in Science class, taught that species evolve.

であり、時制の一致はなしです


4. 単数形 or 複数形 

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単数形の代名詞: Each, another, every, eitherは原則単数形

正:Each nation belonging to the United Nations is

誤:Each nation belonging to the United Nations are

 

anotherは[an + other]ですから複数形はなりません。

Everyも単数ですが、厄介なのが

「3カ月ごとに:Every three months」

複数の何かを一括りにする形で使うことができます。

Eitherは[ either A or B ]のように、「AかBのうちの1つ」を指して単数が基本です。

複数形の代名詞、前置詞

Bothは「両方の」という複数形が原則になります。

[ Both A and B ]では「AもBもどちらも」という意味です。

Betweenは2つ、Amongは3つ以上が原則です。

Someは「いくつかの」など複数形のイメージですが、単数形でも使われることがあります。

Noneも「どれも~ない」単数形・複数形どちらもOKなケース、単数であるべきケース(数えられない名詞の場合)にも使われ、この場合は単数形です。

The other, others, the othersの使い分け

残り1個の特定できるもの:[ the other ]

残りの複数だけど全部ではない:[ others ]

残りの複数個全ては:[the others]

を用いるのが基本です。

 

可算・不可算名詞

量(Amount)or 数(Number)

似ているので注意が必要です。前者が不可算名詞、後者が可算名詞に用います。

little or few

much or many

less/fewer,

 

概念や物質は数えられないことが多い

不可算名詞には money, furniture, paper, news, water, air, happinessなど形なきものや物質を表すものが多いですが、一概には言えないので一つ一つ覚えるしかありません。例えば、物質のガラスglassですが、glassesは眼鏡を意味しています。

数えられないものには単位をくっつけてあげる。

a bottle of wine

a cup of coffee

a pair of scissor

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5. 省略 

わざわざ言わなくてもわかるよ」+「何回も同じことを言うのはダサい」

省略はいろいろものが省かれます。

I did not go to movie theater though I would like to.  

ならば[ go to movie theater ] をわざわざ書かなくても would like to の続きがわかります。

「私はらーめんが好きだけど、妻はあまり好きではない」

[I like ramen very much, but my wife does not like] や

[ I like ramen very much, but my wife does not]

と書いても伝わります。

 

時に主語も省略対象です。

ビジネスメール「困ったときは連絡ください」連絡をする時に

[ I wanna help you when you need ]とか,

You can always contact me when necessary 

と書いて、when に続く部分をさくさくっと済ませます。

 

If possible, if so, if needed

などif の後を簡略した形が大好きです。

比較においても「省略 + 代動詞」が省略されることがあります。

 [ as 形容詞(副詞) as ] [ 比較級 than ]に続く 

Mike can run faster than Nick can

My sister ate more cookies than I did 

と動詞以下の繰り返しを避ける用法です。

 

 

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6. 受動態は「作用・反作用」の法則

 

「作用される側である目的語」を”主語”の位置に持ってくることにより文の主役に引き立てています。相応の理由が必要がなければ受動態は不適切です。


例えば、「車の修理」が必要な場合、車は修理される(作用される)側ですので

My car needs to be repairedやI think my car needs to be repaired

と受動態を用います。

A baby was named John

This street is called from its location of the city.

など誰が名付けた(作用した)かが文の中で重要じゃない時にも受動態を用います。

​人間の感情も受け身が多いです I am excitedや I am pleased to doなど受け身形で用います。


Global warming is said to be responsible for extreme weather changes

も同じように「誰が言っているのか」は全くどうでもよく一般的なことする時に受動態を用います。​​

7. 関係代名詞

先行詞を修飾、形容、補足するために用いる​のが関係代名詞です。

I am going to visit the museum of fine arts which offers discount ticket in Feb.

この文章は似たような意味となる別の書き方があります。

2文にする: I am going to visit the museum of fine arts. It offers discount ticket in Feb.

Becauseを用いる: I am going to visit the museum of fine arts because it offers discount ticket in Feb.

口語では「2月中に割引チケットが提供されている美術館に行く予定」とどれも通じる表現です。

厳密にいうと

I am going to visit the museum of fine arts which offers discount ticket in Feb. 

2月中に割引チケットが提供されている美術館に行く予定」

→which以降が美術館を説明している。

I am going to visit the museum of fine arts because it offers discount ticket in Feb.

「美術館に行く予定、割引チケットが提供されているから

→予定の理由になっている

限定用法と継続用法の2種類

限定用法は上記の例です。

I am going to visit the museum of fine arts which offers discount ticket in Feb.

2月中に割引チケットが提供されている美術館に行く予定」

→which以降が美術館を説明している。

​継続用法は、[ , : カンマ ] がついて、先行詞がより幅広くなります

意味としては2文に近くなります。

I am going to visit the museum of fine arts,  which offers discount ticket in Feb.

「美術館に行く予定、そこは2月中は割引チケットを提供している

→継続用法を用いると、一文ながら2文に近い意味になります。

継続用法の先行詞は単語に限りません。

I am going to visit the museum of fine arts,  which I talked with my mother.

「美術館に行く予定、その予定について母と話した

→継続用法を用いると、先行詞が前の分全体になっています。

whichだけではなく、

each of which

both of which

all of who

などの形でも用いられることがあります。継続用法の応用形です。

関係副詞

関係代名詞の副詞版、いわば兄弟ような関係副詞です。which や thatと比較して先行詞の範囲が狭いです。

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先行詞と関係副詞の関係は組み合わせが限られています

whereはplaceなど場所

whenはtimeなど時

whyはreasonなど理由

このようにwhichと比較して先行詞に制限があります。

関係副詞は先行詞がなくても使用可能

where: 先行詞がなくても「、、、する場所」という意味で使われる。⇔(関係代名詞のように)先行詞ありの用法もある  (←when, how, whyも同じ使われ方をします)

This is why,,,, や This is how,,,, などの文章もこの仲間です。

限定用法と継続用法の2種類

関係副詞にも限定用法と継続用法の2パターンあります。関係代名詞と同じように考えれば大丈夫です。​継続用法についてはこちらで関係代名詞について説明しています。

8. 現在完了 

主に下記のとおり3つの意味があります。どの用途かは文脈から判断する必要があります。

1.完了/結果 

例)have gone to

〜へ行った(=既にここにいない)


The train has gone.

⇒ 電車はもうすでに行ってしまった。 

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2.経験

例)have been to

〜へ行ったことがある(=今どこにいるかは関係ない)


ever, neverやoftenなど頻度を表す副詞がつくことがあります。

once, twiceや many timesなど回数もこの使い方です。

I have been to London twice.

⇒ ロンドンに2度行ったことがある。

​​

3.継続

例) have studied English for 5 years.

期間を表すforやsinceが使われる。

 

時にhave been doingと現在完了進行形になることもあります。

I have studied English for 2 years.

⇒  英語を2年間勉強しています。

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haveが基本ですがhas, had など単数や過去完了など変化します。

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過去完了

過去形よりもさらに過去なら過去完了形had+過去分詞です(ただし、わかりきっている場合は過去完了ではなく過去形の場合もあります)

 

​​

9. 接続詞

接続詞は2つのタイプに分類できます。

  • 並列の接続詞And/Or/But

  • 主従関係のある接続詞 whereas, though/while

 

1.並列の接続詞And/Or/But

And/Or/Butは並列(主従関係がない)接続詞になります。

and/or/butがあればその前後は同じ品詞でないといけません。

and/orが3個以上の場合 ⇒ カンマ、カンマ、最後に(カンマ)+and/or 

I have traveled to 3 countries, Italy, France, and the UK. 

​このイタリア、フランス、イギリスの間に優劣はありません(並列関係parallelと言えます)

文と文をつなぐ場合

, + and: 並列にならべる

, + so: 結果(、、、従って)

, + for: 原因(、、というのも)

, + but : 対比(、、しかし)

ただし[ , ]カンマだけでは文と文はつなげません。

​​

2.主従関係のある接続詞

whereas, thoughやwhileなどの接続詞です。

従の部分は(あくまで)主の部分を際立たせる、または条件を導入するための接続詞です。

As long as、as far asやon condition thatなども従です。

How can business make positive impacts on society while it makes money?

whileは「お金を儲けながらも、、」という部分の導入ですが、「社会に良い影響を与える」ことこの文において重要です。

句と節のどちらか

after, beforeやwhileは句/節どちらも用いられますが、duringは句に偏っています。

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3 as/whileなど複数の意味を持つ接続詞は混同注意

例えば[ as ]は使い道がたくさんあります。


  • 〜する間(whileに近い) 

  • 〜するかのように​

  • 〜するにつれて


[ while ]は「期間・時」の意味と「対比」の意味と主に2つの用いられ方があります。

  • 〜する間

  • 〜の一方で

​​​

 

10. 仮定法 =事実ではない 

仮定法=「現実ではなく仮定の話」というシグナル

1.現実とは違う 

2.起こる可能性はない(もしくは著しく低い)

 

基本は[ if & 過去形, would ]ですが、派生形が多いです(多すぎる)

If I were a bird, I would fly in the air

の形が基本です。

 

wereか助動詞would/could/mightが使われていると仮定法が考えられます。


しかし、一見して仮定法とはわからない場合に注意が必要です。


1. if節がない:

With more money, I would buy a car

= 実際にはお金がない


2. 倒置:

Were I a bird,  I would fly in the air


3. shouldは万が一:

Should I pass the exam, I would study abroad. 

= 試験に受かる可能性は低い

4. いきなり仮定法:

I would have choose this plan

= 実際にはそのプランを選ばなかった

5. would/could/mightを使い分ける:

助動詞によりニュアンスが違います

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仮定法はイディオムも多い

If it were not for,   If I had not been for

〜がなければ、〜がなかったならば

as if

〜であるかのように

if only

〜でありさえすれば

I wish

〜だったらなぁ

​願望(まだ叶っていない夢)や現実とは違うことを表す場合は仮定が役立ちます。

⇔ 実現する可能性が高いことや予定には仮定法は適さないです

​​

11. 同格

「同じことを繰り返してより詳しく」

1. 続いて並べる 

My favorite hobby soccer is very fun. 

この場合、私の趣味=サッカーは同格です。 

 

反対に、

Soccer, my favorite hobby, is played across the world.

のようにすることも可能です。

ダッシュやコロンも同格に使うことができます。

There are the two countries I would like to travel: Italy and France.  

I would like to change my car and choose from the two brands – SUV of Audi or sedan of BMW.


2. of/toで並べる  

of や不定詞toもよく目にする形です。 

MBAのトップスクールの一角、コロンビア大学は、

Columbia University in The City of New York 

このCity と New Yorkは 同格ですね。 

 

She talked to her mother about her decision to enroll at the department of Literature at Columbia University.

この場合、decisionとenroll,,,Columbia universityは同格にあたります。

 


3. thatで説明する

that 節は長いものを説明する時によく使います。例えば、

The mayor announced a plan that City A would build a new hospital.

「A市が新しい病院を建設する = 計画」という具合です。

 

plan, idea, suggestionなど抽象的な名詞がよく使われます。


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